笑う

人を笑わせる事が好きな大泉洋みたいになりたくて一歩近付きたい。簡単だ、と思って試しに同僚を笑わせてみようとしたが失笑ともならず失敗に終わったー。そこで昔映画LiFE!を観てそれに影響されて一日何を言われてもYESマンになってみた中学二年生を思い出した。小学生の頃同じ班になってワガママだから私が怒って泣かせた事のある、普段喋らないけどなんか学校の帰り道一緒に帰ろうと言われて、自分をウチって言うウチ子の言いなりになった。まるで子分の様についていく。自転車で大音量のよく分からない曲を流して帰宅途中。そしたら見知らぬ中学一年生の後輩に笑われた。良い経験だ。いつもひとりぼっちだったのに、久々の誰かと帰るは新鮮だった。流れでその子のウチに行く。傍から見たら友達の家に入るなんて衝撃的だ。そのウチ子は化粧をはじめた。しばらくすると一緒に写真を撮ろうと言う。YESマンなので応じるが加工済みと加工なしであからさまに公開処刑されるから不快だった。そうだ、生まれて初めて2ケツもしたわ。その後ウチ子は着替えて私は制服のまま近くのスーパーマーケットに2人、私の自転車に乗っていく。私は後ろ。お尻が痛い。ウチ子にイマドキ鉛筆使ってるって事であなたって昭和だよねと言われる事で思春期で多感な俺はショックを多少受ける。シャーペンだと平成なのか。笑う。それでウチ子の友人達ふたりに出会う。昔はそこで甘い物を売ってたので何かを食べてるか飲んでいる。初対面だ。何か言わなくちゃ焦った私は自己紹介で一発ギャグの様に昭和女です!!と自虐する。右の子は一瞬笑いかけるが左の子は笑わない為にそれに習う。ウチ子は左の子のジュースを飲む。いたたまれなくなり、散々な気持ちで帰る。もうYESマンやだーとなる。でも良い教訓。何もしないで流されるだけだと笑われる。そういえばその後広い駐車場ですぐ兄弟真ん中と2ケツをしてなぜか白バイがすぐ来て怒られたの思い出すわ。しんど。この事柄から、人から笑われるんじゃない、人を笑わせるには、打ち解けるが必要と知った。ただたんに笑うのが目的じゃダメなのだ。