トゥルーフェイス:真実の顔

魔女になりたい。
どうやったらいいんだろう。
どうしたらなれるんだろう。

この25年間ずっと、
そう考えて居た。ああ、ごめん25年間は嘘だわ。実際は年長さん幼稚園の劇で本当はピンクの妖精さんみたいな羽もついてる気合い入ってるまるでプリンセス衣装の南の魔女が良かったのに人気で即完売満員俺は言うのが遅かったのかな。後決めるのは私一人。嫌だとぐずる。せめてもの抵抗するけど、優しい友人達が率先して不人気悪い魔女役だから、友達と先生に説得されて、我慢して泣かないで渋々嫌々演じた黒いゴミ袋がドレスのオズの魔法使い東の魔女きっかけで何でかわかんないけど大好きになった。楽しい。水かけられて死ぬ面白いの。まだ死を分かってない。初めて演じた。私の貴重なルーツになってゴシックが死ぬ程好きになる。なんて黒のドレス、格好良いんだ。7歳~8歳からぼんやりうっすら考えていた。18年間。

悩んでた。
魔女になりたい!
(バカじゃないの)
繰り返し。
魔女になりたい!
(なに言ってんの)
繰り返し。
魔女になりたい!
(現実みろっつうの)
繰り返し。
魔女になりたい!
(無理だよ)
繰り返し。
魔女になりたい!
(どうせなれない)

やっと、気付いた。
新月のキャンドルを焚きながら動画観てて、名前は忘れたから知らないハーブの花束を持って空間を浄化してるその姿を見て気付いた。

もう、魔女じゃん。
もう、魔女になっているんじゃないの?

なんでなろうとしているの?
なんで。目の当たりにした。

確かに。そうだ。今まで魔女になりたい。魔女になりたい。ここ1年間本気でそう思ってきたけど。思うだけで留めてた。チーン。
どうすれば?の一点張りセットで、
魔女になろうともしなかった。
魔女になる努力を一度も・・・。
アクションを起こさなかった。
ああ、だからアクション仮面ね。


もうなる、必要がない。
魔女だから。
誰かに認められる為に、誰かのイメージする、誰かが決定する固定概念の塊他人の定める魔女にならなくてもいいんだ。bon voyage!

私は私をこれは魔女だろうと認められる魔女に成り得れば。
なんてこと!
今スフレ焼くわね!