見えてるもん見えないもん

中村 獅童花王のカビ取りハイターのCMをやっているのを観た。
私は、こんなの誰でも出来そうな、
簡単な事だなと思うのと同時に、
ここまでやってきた中村 獅童だからこそ、
このCMを任されるのだな、
とすんなりそう自覚した。

前は何とも思わなかった。
でも、モデルが華道を歩くのを、
うらやましいなと思うだけで、
何の苦悩や背景も考えなかった
去年の八月とは違う。

死に物狂いで彼は、自分の人生に
向き合って来たんだ、中村 獅童と言えば
俺はNHKのイメージが熱い。
でも、思えばどこにでも居た様に思う。
それは彼の情熱が彼を突き動かして、
色んな場所へ呼んでいったんだな。

命懸け、ちゃんとやってる人こそが、
一見誰でも出来そうな仕事を任されるのは、
その人が凄すぎるから、簡単にしか見えないんだ、どんな演技も、どんな言葉も、死線をくぐり抜けた数々の経験があるから、朝飯前なんだ、こちら側に一切不自然だななどと言う隙を与えない。簡単そうに見せるのが凄い、誰にも真似できない。演劇を観るのが好きな演技が好きな俺には少しだけ分かる。演技力が無いと説得力もないのだ。覇気が無いと言えば分かるかな。誰にでも出来そうな事は実際、誰にやらせても粗茶が出来る。だがしかし、買おうかなと思わせる程の人物、買わせる、信用性に置いては、これはそこら辺に居る誰にやらせても万事休すな訳だ。余り広告費を出す意味が無い。
これは中村 獅童その人しか有り得ないのだ。
何の気なしに目にしたコマーシャルも、こうやって瞬き一つ、学ぶ機会があるのね。

あー右手の小指が痛い。

語彙力あれば上手く言えたのだろうけど

菅田将暉松坂桃李
賀来賢人渡辺えり間宮祥太朗
名の知れた演劇人ばかり
適材適所なのだ

大好き!映画館で久々に映画を観たい