今日のファッション通信

山口小夜子が来た
目が合った
そうだ

ファッション通信でその
山口小夜子の存在を知って
惹かれる何か魔力みたいな
光るものがあって

6年前18歳
ひきこもり時代に
山口小夜子の映画 氷の花火
観る為だけに一人で
観れたら死んでも良いと死の啖呵切って
担保か脅迫かわかんないけど
何か当時は
大きい映画館で上映されないなら
DVD化されない・・・と踏んでた

二度と観られないのを観れないで
終わるのが
嫌だったんだよね

そうしよう
みたらしねばいいじゃん
自分に言い切って
電車乗り継いで
何度も父親のネットで生き方を調べて
最低2回は駅員に
分からないから聞いて
お金は一年間に勇気出して2、3回行く
ケンタッキーと
狂った様に
数千円課金して
毎月課金出来ない自分に病んでアンストクラッシャー以外に
使えないから
正月のお年玉が残ってて
全財産をかけた

山口小夜子に会うだけ 一目見るだけ
その小さい映画館まで行った情熱が
あったんだっけ
忘れてた

でその映画で
可愛い安い
白いハイヒールが出てて
俺が買えない様な値札の
高い物しか良いのはないと
つくづく思い込んでたけど
それを履きたくて今まで
生きていたんだった

あー思い出した

今日真面目に死にたくて
もうどうにでもなれって感じだったけど
山口小夜子ならどうする?
と言う分身手に入れた

意識失ってたわ

眠ろう

愛して病まない
最高の場所
映画館行ったら何かしら
最低1つは購入する
ポップコーンとかね
そんな俺がパンフレット・グッズを
何一つ買えない程の
精神状態で行けたのよ

まあ精々俺が行けた時期は
最終日近くて
ぜんぶ売り切れてたのかな
ガラスのショーケースになくて
ないんだ
それきりにした

行った甲斐はあった
俺みたいな虜になる男と女が
ぎょーさんいて夢見心地で
似てるもずく呼んで
再現するの
泣く人も居る
死んでるのに
生きてるのを可視化デキたから
狂気的なカオスで
サイコセラピーだったな

TSUTAYAで観れるらしい
来週の休みに借りヨー